地 下 室

undergroundに生きたい

この世界の片隅に


映画『この世界の片隅に』予告編

 

君の名は。の予告で見たときから気になっていたけど、戦争映画と知らずかぐや姫の物語みたいな感じだと思ってました。多分あれこれ語るような映画ではないのだけど、自分のために備忘録。

わたしはいわさきちひろ中島潔氏のような優しいタッチの絵が好きなのだけど、そういう空気感がずっと続きながらも一瞬も退屈することなく。かぐや姫の物語もそうだったけど、最初の一言からずっと引き込まれたまま、エンドロールが終わった後夢を見てたような あれいまどういう状況だっけ?ってなる感じだった。

悲しくてやりきれないという曲も、コトリンゴさんの誰か私をという曲も大好き。それがコラボしたような、、うわああ〜ってなります。挿入歌もエンディングも全て良かったし、そういう意味ではおおかみこども的な感じがしたかも、

能年ちゃんの声もめちゃめちゃ良かった。原作読んでないけど多分超合ってる。

しわしわってなる目がかわいすぎる。

しょっちゅう道がわからなくなったり、こけたり、絵を描くのが好きだったり、ずーっとぼーっとしてたり、口元のホクロも。わたしみたい。

わたしって本当にしょうもないことで日々怒ったり悩んだりしてるなあって恥ずかしさを思い出す。

映画を見終えてフロアーでキャッキャはしゃぐこどもとか外の花とか星とか、美しいものだけ切り取ってまだ映画が続いているような感覚がある。

もし人に勧めるとしても戦争映画とか、日常アニメとか、どう紹介しても誤解が生まれそうというかトラウマになるかもしれないけどとにかく見てって言うしかなさそう。テーマにしているものは全然違うしもっと終始重かったかもだけどそれでも、生きていく。というドラマに通ずる何かも感じた。現実。

一部では話題になっているような、でも君の名は。旋風?がきつすぎて、借りぐらしのアリエッティの裏で埋もれてしまったカラフルのように、埋もれないでほしいな。ガーッとこなくていいからじわじわと広がっていってほしい。